こういう風に書くと、オカルトじみていますが、内容はオカルトではございません。
2020年8月3日、スペースX社のドラゴン宇宙船が無事、地球へ帰ってきました。
民間によるカプセル型有人宇宙船がこれにて実用化したわけですが、それを予見した「予言の書」はご存じでしょうか?
なんと1995年(25年前!)にこの内容を予見した小説が発売されているのです。
※冒頭にも書いた通り、オカルトではありません。SF小説です。
硬派なSFかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ライトノベルです。
本の名前は、「ロケットガール1 女子高生リフトオフ」
父を探して、ソロモン諸島を訪れた主人公のゆかりは、父探しの協力をうけるかわりに、軽い気持ちで簡単なアルバイトを引き受ける。
仕事内容は、
「機械の前に座って、通信が入ったら応答して、いくつかのボタンを押す」
「サルでもできる簡単な仕事」
その仕事とは、宇宙飛行士のことだった。
ゆかりは史上最年少の宇宙飛行士として宇宙を目指す!
こんなライトなストーリーですが、この本で予見されていることはなかなか濃い内容です。
主に4つの内容の予言が含まれています。
1.スペースシャトルの事故
2.民間による宇宙船開発時代の到来
3.スペースシャトルの次はカプセル型有人宇宙船
4.スキンタイト宇宙服(SFに出てくる体にフィットした宇宙服)の開発
この予言内容のうち、3番目まではすでに実現しています。
1.スペースシャトル コロンビア号の事故は発売の8年後。
2.初の民間宇宙船、スペースシップワンによる宇宙飛行は発売の9年後。
3.NASAによるカプセル型宇宙船計画(オリオン宇宙船)の計画発表も発売の大分先。
偶然かもしれませんが、実際に起こるより大分前に未来を予見しているから「予言の書」と記載させていただきました。
予言の中で、まだ残っているのはスキンタイト宇宙服。
これも開発中なようなので、実用化を楽しみにしたいと思います。
「あの日夢見た未来はきっと現実になる」